KCCでは対象の期間に掲載された求人広告のうち、特に優れていると判断された広告にKCC求人広告賞を授与します。2022年度(対象期間2021年12月~2022年11月)は以下の広告を大賞として選出しました。広告の詳しい内容につきましては、下記でお確かめいただけるようになっています。
【大賞】
該当なし
【特別賞】
■株式会社電通
■職種:ソリューション開発プロデューサー
■媒体:doda
(評価基準について)
プロによるピアレビューを基本とし、KCCのスタッフが評価しました。評価基準は下記の通りとしております。・広告設計がなされているか。
・広告設計が適切か。
・ターゲットが明確か。
・ターゲットが適切か。
・ターゲットに必要な情報が伝えられているか。
・ターゲットにとって新情報、価値ある情報はあるか。
・コピーはターゲットの注目を引き付けるものとなっているか。
・コピーの構成は適切か。
・効果は期待できるか。
・時流と合っているか。
・ターゲットに入社から活躍、定着までをイメージさせているか。
・ターゲットにとっての企業の魅力を伝えられているか。
・ターゲットにとっての仕事の魅力を伝えられているか。
・求人広告と実際の企業、仕事に乖離はないか(真実の姿を見せているか)。
なお、効果(母集団・内定・採用・入社の人数)については参考としました。企業が持つ採用力、他の採用コンテンツとの連動によって左右される点が大きくあるからです。
(総評)
毎月、大量の中途向け求人広告がさまざまな媒体に掲載されています。それらに目を通していて感じるのが、求人広告が画一的になっていることです。背景には、求人広告の制作について一定の方法論が確立され、どの媒体も同一の方法論に従って制作されていることが推測されます(裏事情として、媒体は違えど制作者は同じということもあるのですが)。つまり、こう作ったら一定の効果が期待できる、この会社・職種にはこの書き方がベター・ベストだ、というものが段々とわかるようになってきたということでしょう。有象無象で何となく作られていた求人広告に、一定の方法論が確立されたのは喜ばしいことです。一方で、似たような求人広告が増えるのは、取材での深堀りができておらず、企業・職種への理解、企画の練り込みがまだまだだ、ということもできます。求人広告には依然として多くの開発・発展の余地が残されていると考えています。KCCでは、よりその企業のその職種らしさを伝え、ターゲット人材の気持ちをキャッチし、採用したほうもされたほうもハッピーになるような求人広告の作成に向け邁進していく所存です。
KCC求人広告大賞は2年連続で大賞なしとなりましたが、大賞が輩出できない背景には画一性があります。その中でも、今回選出したdoda掲載の株式会社電通は企業らしさと、募集職種の特徴ややりがいを巧みに伝えていると判断しました。上記でお見せしているのは全体のごく一部ですが、企業や職種の特徴を捉え、ターゲットに対して適切な訴求になっていることを確認いただければ幸甚です。
(次回開催と募集について)
引き続き、2022年12月から2023年11月に出稿された中途向け求人広告を大賞に、第5回求人広告大賞を開催予定です。審査方法や基準は前年を踏襲いたします。
募集に興味をお持ちの方は右の「問い合わせ」よりご応募ください。応募の際には、制作者のお名前と所属(会社名、フリーランスの場合はその旨明記)、広告のPDFまたは画像ファイル、URL(あれば)をお送りいただければと思います。自薦他薦を問いませんが、お送りいただいた広告の公開について許可されているものと判断させていただきます。公開できないものについてはその旨明記ください。詳しくはお問い合わせいただければと思います。
KCC求人広告大賞について、動きがあり次第、本サイトを通じてご連絡いただきます。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。