KCCでは対象の期間に掲載された求人広告のうち、特に優れていると判断された広告にKCC求人広告賞を授与します。2024年度(対象期間2023年12月~2024年11月)は以下の広告を大賞として選出しました。広告の詳しい内容につきましては、下記でお確かめいただけるようになっています。
【大賞】
■SBテクノロジー株式会社
■職種:中途採用全般、主としてITエンジニア
■媒体:自社(採用オウンドメディア)
(評価基準について)
プロによるピアレビューを基本とし、KCCのスタッフが評価しました。評価基準は下記の通りとしております。・広告設計がなされているか。
・広告設計が適切か。
・ターゲットが明確か。
・ターゲットが適切か。
・ターゲットに必要な情報が伝えられているか。
・ターゲットにとって新情報、価値ある情報はあるか。
・コピーはターゲットの注目を引き付けるものとなっているか。
・コピーの構成は適切か。
・効果は期待できるか。
・時流と合っているか。
・ターゲットに入社から活躍、定着までをイメージさせているか。
・ターゲットにとっての企業の魅力を伝えられているか。
・ターゲットにとっての仕事の魅力を伝えられているか。
・求人広告と実際の企業、仕事に乖離はないか(真実の姿を見せているか)。
なお、効果(母集団・内定・採用・入社の人数)については参考としました。企業が持つ採用力、他の採用コンテンツとの連動によって左右される点が大きくあるからです。
(総評)
今、日本は人材不足の状況に陥っています。人材が充足している、あるいは、求人を出せば、場合によっては出さなくとも、必要な人材が必要な時に採用できる、と言い切れる企業は皆無と言って良いはずです。中でも、高度なスキルや経験を持つITエンジニアは採用難易度がもっとも高い職種の一つでしょう。こうした状況を受け、SBT社は自社採用オウンドメディアでの採用を推進しています。採用オウンドメディアは直接応募を目的とするのみならず、どちらかと言えば、宣伝・PR、人材プールの形成という側面を色濃く持つでしょう。効果のほどは単純に採用人数で測れません。じわじわと効果を発揮し、しかも、その影響力も数値など目に見える形ではなかなか表せないのが事実です。それだけに、スピードが求められる現代、まして中途採用の分野では、オウンドメディアは着手しづらい形態のものであるとも言えるでしょう。しかし、SBT社は長期的視野でオウンドメディアの作成に乗り出し、聞けば、PV数の上昇など一定の効果を発揮し始めていると言います。サイトを眺めてみると、同社の採用にかける思いを明示すると共に、今後の展開や求める人材に明らかにして、大変に読み応えのある内容となっています。求人広告大賞に選出した上記のページをはじめ、例えば、社外取締役・澤円氏と考える~エンジニアのキャリアと働き方~いろいろな思いや考えを持つエンジニアが、楽しみながら仕事が出来る会社へ人を知るなどはITエンジニアの興味を引き付ける内容となっています。ぜひ一読し、採用オウンドメディアを作成する際の参考にしていただければと思います。
(次回開催と募集について)
引き続き、来年度は第6回求人広告大賞を開催予定です。2024年12月から2025年11月に出稿された中途向け求人広告を対象とし、審査方法や基準は前年を踏襲いたします。
募集に興味をお持ちの方は右の「問い合わせ」よりご応募ください。応募の際には、制作者のお名前と所属(会社名、フリーランスの場合はその旨明記)、広告のPDFまたは画像ファイル、URL(あれば)をお送りいただければと思います(〆切は2025年11月末日)。自薦他薦を問いませんが、お送りいただいた広告の公開について許可されているものと判断させていただきます。公開できないものについてはその旨明記ください。詳しくはお問い合わせいただければと思います。
KCC求人広告大賞について、動きがあり次第、本サイトを通じてご連絡いただきます。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。