第5回KCC求人広告賞(2023年度)

KCCでは対象の期間に掲載された求人広告のうち、特に優れていると判断された広告にKCC求人広告賞を授与します。2023年度(対象期間2022年12月~2023年11月)は以下の広告を大賞として選出しました。広告の詳しい内容につきましては、下記でお確かめいただけるようになっています。

【大賞】
■株式会社習志野保温
■職種:断熱ダクト工のアシスタントスタッフ
■媒体:クリエイト転職

※上記はクリエイト転職から株式会社習志野保温の掲載内容を一部抜粋

(評価基準について)
プロによるピアレビューを基本とし、KCCのスタッフが評価しました。評価基準は下記の通りとしております。・広告設計がなされているか。
・広告設計が適切か。
・ターゲットが明確か。
・ターゲットが適切か。
・ターゲットに必要な情報が伝えられているか。
・ターゲットにとって新情報、価値ある情報はあるか。
・コピーはターゲットの注目を引き付けるものとなっているか。
・コピーの構成は適切か。
・効果は期待できるか。
・時流と合っているか。
・ターゲットに入社から活躍、定着までをイメージさせているか。
・ターゲットにとっての企業の魅力を伝えられているか。
・ターゲットにとっての仕事の魅力を伝えられているか。
・求人広告と実際の企業、仕事に乖離はないか(真実の姿を見せているか)。

なお、効果(母集団・内定・採用・入社の人数)については参考としました。企業が持つ採用力、他の採用コンテンツとの連動によって左右される点が大きくあるからです。

(総評)
2年ぶりの大賞が出ました。評価したのは思い切ったターゲット設定です。一読すると経験も知識もない未経験に思い切って寄り添っているのがわかります。誰でも良いとまで言えそうではありますが、それでいて、意欲や社会人としての最低限のマナーを求めていることがわかり、「コツコツまじめに働ける私のことをで求めているのではないか」とターゲットの気持ちに刺さります。その意味で、しっかりとコミュニケーションが取れていると言えるでしょう。こうしたターゲット設定は一見、容易に見えて実はそうではありません。十分な経験とテクニックが必要とされます。なぜなら「誰でもいいは誰でもない」というターゲット設定に陥りがちだからです。一口に未経験といっても、さまざまな「未経験像」があります。「誰でもいい」と言いながら「誰でもいい」ということはあり得ないのです。では、そのターゲットは一体誰なのか。言語化しづらいターゲットを、本求人広告では見事に明文化してくれました。また、単にターゲットを明示するだけにとどまらず、そのターゲットが活躍できる環境があることが明示されていました。あわせて、高い安定性を保持していることが示されており、経済的な安定感に欠け、先の見えない時代の中で、安心して働けることが伝わってきました。十分な経営基盤を持ち得るのは大手だけに限らない、中小企業ならではの特性を提示した好例だと捉えられました。

(次回開催と募集について)
引き続き、2022年12月から2023年11月に出稿された中途向け求人広告を大賞に、第6回求人広告大賞を開催予定です。審査方法や基準は前年を踏襲いたします。

募集に興味をお持ちの方は右の「問い合わせ」よりご応募ください。応募の際には、制作者のお名前と所属(会社名、フリーランスの場合はその旨明記)、広告のPDFまたは画像ファイル、URL(あれば)をお送りいただければと思います(〆切は2024年11月末日)。自薦他薦を問いませんが、お送りいただいた広告の公開について許可されているものと判断させていただきます。公開できないものについてはその旨明記ください。詳しくはお問い合わせいただければと思います。

KCC求人広告大賞について、動きがあり次第、本サイトを通じてご連絡いただきます。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

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